インド医学に学ぶ遺伝子タイプ別の体質の特徴

インド医学に学ぶ3つのタイプの体質の特徴とは

 

前回、5000年以上前に確立したといわれるインド医学について紹介しました。
その際に「ADRB2遺伝子はヴァータ」「UCP1遺伝子はピッタ」「ADRB3遺伝子およびFTO遺伝子はカパ」と、アーユルヴェーダの3つのタイプである程度の精度で遺伝子型がわかると述べました。

今日はそのアーユルヴェーダの3つの体質の特徴をご紹介します。

 

ヴァータタイプの特徴

 

風のエネルギーとされるヴァータは、軽・冷・乾・粗・動といった性質を持ちます。
性格的には、好奇心が強く、機敏で活発。新しいことや変化に富むことを好みますが、気まぐれで飽きっぽいという側面もあります。

物事に対する理解力は高く、記憶力にもすぐれていますが、忘れるのも早く、いつまでもすぎたことにはこだわりません。神経質な面も強く、緊張やストレスに対する耐性はあまりありません。

身体的にはやせ形。スタミナはあまりなく疲れやすい体質で、疲れると便秘傾向になります。

ヴァータタイプの予想される遺伝子型はADRB2遺伝子タイプです。

ADRB2遺伝子タイプは、手足が細長くてやせ形で、場合によっては貧弱な体つきに見えるのが、このタイプの特徴です。変異していると、標準型に比べ50キロカロリーから200キロカロリーも基礎代謝は高く、タンパク質がすぐに代謝されてしまうため、恒常的にタンパク質を必要とします。基本的にやせ型ですが、筋肉が衰えた状態では、いったん太り出すときわめてやせにくくなります。

 

ピッタタイプの特徴

 

火のエネルギーとされるピッタは、熱・鋭・流・変・液といった性質を持ちます。
性格は、情熱的でチャレンジ精神が強く、好奇心旺盛。一方で、完璧主義者になりがちで、怒りっぽく、見栄っ張りな面もあります。集中力があって、洞察力も鋭いため、行動にむだがなく、知的に行動するタイプです。

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身体的には中肉中背。ピッタの性質から、体温が高く、寒さには強いが暑さには弱く、汗をかきやすい体質です。

ピッタタイプの予想される遺伝子型はUCP1遺伝子タイプです。

UCP1遺伝子タイプ、正確に言うとUCP1遺伝子ホモ変異型は、日本人の四分の一が持っているとされます。
UCP1遺伝子が変異していると、標準型に比べ基礎代謝が50キロカロリーから100キロカロリーほど低下するため、脂肪を蓄えやすく、「皮下脂肪型肥満」になる可能性大です。

最後にカパタイプ・・・・ですが、長くなってきましたのでカパタイプおよび各遺伝子型に合う食事法などについては次回ご紹介します。

今回ご紹介したタイプ分類は簡単なアンケートにお答えいただくだけです。
このアンケート結果と遺伝子検査との整合性を当院ではとり続けており、約8割の相関を見せています。

遺伝子検査を受けなくても、この結果からある程度の精度で個人に合わせた健康法を知ることが出来ます。
ご興味ある方は、是非お気軽にご相談ください。