古代のインド医学に学ぶ

遺伝子検査でわかる遺伝子タイプとは

 

ここ数回にわたって遺伝子検査を活用した3名の痩身法とその結果を紹介しましたが、じつはこの3人を遺伝子的に分類すると、AさんはADRB2タイプ、BさんはADRB3タイプ、CさんはUCP1タイプという分類がそれぞれできます。
※この分類についてはゆくゆく当ブログにてご紹介する予定です。

また、非常に興味深いことに、ADRB2、UCP1、ADRB3の3遺伝子は、インド古典医療の「アーユルヴェーダ」の3つのドーシャと驚くほどストーリーに共通性があることに気づかされました。

 

古代インドで生まれた医学

 

私の理論背景は、1993年にオランダのマーストリヒトにある、マハリシ・アーユルヴェーダ大学にてアーユルヴェーダ修学のため短期留学し、学んだものです。

アーユルヴェーダとは、サンスクリット語のアーユス(生命・寿命)ヴェーダ(知恵・知識)が組み合わさった言葉で、今風にいえば「生命科学」という意味でしょうか。

古代インドで生まれた医学で、およそ5000年の歴史を持ち、ギリシア医学、中国医学と並んで世界3大伝承医学と称されています。

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アーユルヴェーダの特徴は、治療や治癒だけに重点をおくのではなく、生活全体にアプローチすることで、健康を最高の状態に保ち、長寿をはかろうとする考え方で、なによりも「よりよく生きる」ことを目的としています。

中国医学では「未病を治す」という考え方がありますが、アーユルヴェーダもまた、未病を治すことを主眼とした医学、すなわち予防医学を主眼とした医学ということができます。

さて、アーユルヴェーダの病理学説となっているのは3つの体液説で、体液はドーシャにもとづいて決められます。

ドーシャというのは中国医学の気・血・水のように、体内の基本的要素ですが、また「腐敗させるもの、悪化させるもの」を意味する言葉でもあり、体内の支配的属性のことをいいます。

3つのドーシャとは、ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)。人間には生まれつき備わっているドーシャがあって、そのドーシャの比率によって体質が決まると考えられています。

さらに、この3つのドーシャのバランスがとれているとき、その人は健康だと考えられます。

一方、病因が体に働きかけると、3つのドーシャがアンバランスになり、病気が引き起こされると考えられています。

この3つのドーシャのストーリーと肥満傾向にかかわる3つの遺伝子のストーリーは、「ADRB2遺伝子はヴァータ」「UCP1遺伝子はピッタ」「ADRB3遺伝子およびFTO遺伝子はカパ」のそれぞれが1対1に対応しているのです。

5000年以上前に確立したといわれるインドの医学と、最先端の遺伝子解析の結果が、これほど告示していることは驚嘆に値します。

「自分に合ったダイエット方法」を当院であれば遺伝子検査をはじめ、人間ドックや検診、さらには腸内フローラ治療専門クリニックとして様々な角度からサポートします!是非お気軽にご相談ください。